コカ・コーラ社、「廃棄物ゼロ社会」目指し紙製容器のプロトタイプを発表

今年5月に、コカ・コーラ社とカールスバーグ社が、1年で分解される植物由来のプラスチック
ボトルの開発を支援していることをカラパイアでも伝えたが、コカ・コーラ社はこのほど持続可能な紙製容器のプロトタイプを発表した。
 同社は、この容器が無駄のない世界を実現するのに役立つ革新的な包装技術であることを確信しており、2030年までには100%リサイクル可能な素材の紙容器のみ使用することを目指していると話している。『coca-cola.eu』などが伝えた。

コカ・コーラ社、持続可能な紙製容器のプロトタイプを発表
去年、コカ・コーラ社は、販売された全ての瓶または缶を収集し、リサイクルすることを目的とした「廃棄物ゼロ社会」の実現を目指すグローバルプランに基づき、容器に対して100%リサイクル可能な素材の使用する取り組みを行うプロジェクトを約束していた。
 そこで今回、コカ・コーラ・ヨーロッパは3社と協力しながら紙容器の開発に取り組んだ結果、そのプロトタイプが完成したことを発表した。
現時点では、外側は100%リサイクル可能の紙容器でできているが、中と蓋部分はプラスチックだ。しかし、もちろんこのプラスチックも再生プラスチックで、使用後リサイクルすることができる。

100%リサイクルへの第一歩

今回の紙の容器を開発するまでに、コカ・コーラ社は模索とテストを繰り返して来た。

冷蔵庫での性能や強度、内部の飲み物の保存レベルなどを確認し、この容器を最高のものにするため、あらゆる観点から調査を進めてきたという。

開発に携わったパッケージング・イノベーションマネジャーのスティジン・フランッセンさんは、次のように話している。

このプロトタイプは、100%リサイクル達成への第一歩です。同社は、環境を考慮して二酸化炭素排出量の削減を目指し、持続可能性を高めることのできる容器の開発に取り組んできました。

ゆくゆくは、内側のプラスチック部分をなくして、全て紙でできた100%リサイクル可能な容器を作成することです。
この無駄のない世界を実現するのに役立つ革新的な包装技術は、可能性の全く新たな世界を切り開き、将来環境への大きな役割を果たすと確信しています。

当社は、人々が自分たちに合う方法で飲み物を楽しむ最も持続可能な包装方法を見つける旅の一部に参加しているのです。そして、それは地球にとっても正しいことです。
なお、同社は2030年までに販売される全ての瓶もしくは缶をリサイクルすると同時に、未使用の包装素材の使用の大幅な削減を目指しているということだ。
カラパイヤ から
written by Scarlet / edited by parumo

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