命をかける兵器 回天
こう言う話しを聞くと悲しい思いと呆れる思いが入り交じります。
その時代の環境や人々の思想それに教育。人が造り狂う元凶です。
その様な事がイジメや戦争を起こします。
政治家は、国益の為に戦争を行い。
その戦争で商人は、個人の利益を得る。
そして、一般人は自分の国と家族を守る為に命をかける…。何かおかしい。
それって、誰の為になるの?!
回天(かいてん)は、太平洋戦争で大日本帝国海軍が開発した人間魚雷であり、最初の特攻兵器。
1944年7月に2機の試作機が完成し、11月8日に初めて実戦に投入された。終戦までに420基が生産された。兵器としての採用は1945年5月28日のことだった。
回天は超大型魚雷「九三式三型魚雷(酸素魚雷)」を転用し、特攻兵器としたものである。九三式三型魚雷は直径61cm、重量2.8t、炸薬量780kg、時速48ノットで疾走する無航跡魚雷で、主に駆逐艦に搭載された。回天はこの酸素魚雷を改造した全長14.7m、直径1m、排水量8tの兵器で、魚雷の本体に外筒を被せて気蓄タンク(酸素)の間に一人乗りのスペースを設け、簡単な操船装置や調整バルブ、襲撃用の潜望鏡を設けた。
炸薬量を1.5tとした場合、最高速度は時速55km/hで23キロメートルの航続力があった。ハッチは内部から開閉可能であったが、脱出装置はなく、一度出撃すれば攻撃の成否にかかわらず乗員の命はなかった。
これは、当時の物資不足を無くす事と確実に敵にダメージを与える事を目的に作られた兵器です。
しかし、命と引き換えにする兵器でした。
これは、国土と物資不足の日本に起こった悲劇……いや被害です。
命の価値や在り方を考えよう。
こう言う危険は、今も私達のすぐ傍にあり進行しています。
弱者・権力・財政・自由・思想改めて考えましょう。
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