サーキット仕様の徹底チューンドS20型改2000GT-R 1

1970年代、ツーリングカーレースで圧倒的な強さを見せたスカイラインGT-R。4ドアセダンから2ドアハードトップ(KPGC10)に移行してからは、エンジンや足回り、空力などの改善によってポテンシャルがさらに高まり、立ちふさがるライバルを打ち負かし、50勝という金字塔を打ち立てたのだ。
そんなスカイラインGT-Rの勇姿に憧れ、サーキットに思いを馳せるオーナーたちによって、GT-Rは今もサーキットを駆け回っている。さすがに当時のワークス仕様というわけにはいかないが、最新のチューニングによって、当時の性能を上回るGT-Rもいると聞く。
ここで紹介する仲畠幸男さんもそんなGT-Rに憧れていた一人。今から9年前の04年にGT-R(KPGC10)を手に入れ、ほぼサーキット仕様といえる現在のスペックに仕上げている。ベース車は、車台番号0006##番台が刻印されている71年式。購入当初はフルノーマルの極上車だったが、購入から1年後にはサーキット走行に挑戦するため、各部のチューニングを始めた。
高価なドライカーボン製ボンネットだが、エンジンルームの熱気を抜くために躊躇なくダクト加工を施している。前側には走行風を採り入れるNACAダクトを2カ所、後方にはエア抜き用に楕円状のスリットを設けている。サーキットでも水温が安定するようになったようだ。
ドライカーボン製のフロントフェンダーに合わせて、フェンダーミラーもドライカーボン製を装着し軽量化。純正と同じ形状ということもあって違和感はない。よく見ると、カーボンの目が見える。
ホイールは鍛造1ピースのボルクレーシングTE37V。フロントは16インチ。
リアはワイドタイヤを装着するため、17インチをチョイス。タイヤは255/40R17を履く。
フロントのブレーキはAP製6ポットキャリパーにφ320㎜2ピースローターだ。

Nostalgic SPEED vol.002 2013年 11月号 (記事中の内容はすべて掲載当時のものです)
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